以前の話題になったエントリーで
404 Blog Not Found:tips - モバイルには高画質すぎるH.264動画を劣化ゼロで再生可能に 
でたくさんのはてブがついたが、コメント欄を見るとレベルの存在や、レベルによる制限を知らない人が多いことがわかった。というかそんな気はしていたが。
詳しい制限についてはWikipediaを参照
H.264 - Wikipedia - プロファイルとレベル
はてな民には Perl をインストールしている(あとOSがWindowsでもない)人は多いかもしれないが、どっかの動画投稿サイトから保存した人の多くが Perl を予めインストールしているとは到底思えないので、Windowsでもっと手軽にプロファイルレベルを書き換える方法はないかと調べてみたらあった。
H.264のプロファイルとレベルについてhttp://メイド.jp≫ ブログアーカイブ ≫ MPEG4 H.264/AVCのプロファイルとレベルの変更(2)pl.zip を保存して、
ゲーム よりBorlandC++Builder6ランタイムパッケージ をインストールすれば Project1.exe が起動できる。注意点はバックアップの作成にチェックを入れることと、プロファイル*を変更しないこと。プロファイルを調べるには
真空波動研Lite を使う。
*Baseline Main High のこと
ではどのようにすればいいかと言うと、再生できない動画は大抵 Main か High のプロファイルレベルが高いので Main 3.0 か、High 4.1 にする。ただし一部の動画で Main 3.0 で再生に不具合が出る可能性があるのでその場合はバイナリエディタで書き換える。書き換える場所は、[61 76 63 43 01]の3つ後ろを Level 3.1 の 1F にする。
バイナリエディタは
Stirling を使い「16進数データ」で上の文字列を検索する。
追記 2013年5月15日
Windows PC ならもっと手軽に h.264/AVC のプロファイルレベルを変更できるツールがあったので紹介。
H264/AVC Level Editor | CoolSoft起動には .NET Framework 2.0 以上が必要だが、現在稼働しているPCはほとんどこの条件を備えているのでその他に必要なツールはない。
念のためファイルのバックアップは取っておいてから、起動すると「New」よりプロファイルレベルを変更して、「Change level」から実行するとファイル上書きでレベルが変わる。同時にバイナリデータの差分ファイルも出力されるので手軽に元のレベルに戻すことができる。
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